法律相談Q&A 
1 定年後の雇用

第11.1 定年後の雇用

● 継続雇用

 

Q・60歳定年制の会社に勤めています。まもなく60歳になりますが、定年後も引き続き雇用してもらうことはできないでしょうか。

A・高齢者の安定した雇用の確保等を図るため、平成16年に高年齢者雇用安定法が改正され、平成18年4月1日以降、65歳未満の定年制を採用する企業は、
 ①定年の引上げ
 ②継続雇用制度の導入
 ③定年の定めの廃止
 のいずれかの措置を講じることが義務づけられました。
 あなたの会社が、現在も60歳定年制をとっているとすれば、上記②の継続雇用制度が導入されていると思われますので、まずは、会社に確認してみてください。

Q・継続雇用制度が導入されている場合には、誰でも希望すれば、継続雇用をしてもらえるのですか。

A・そのとおりです。

Q・継続雇用制度によって、勤務形態や給与もそのまま延長となるのですか。

A・継続雇用後の労働条件については、高年齢者の安定した雇用を確保するという改正高年齢者雇用安定法の趣旨を踏まえたものであれば、最低賃金などの雇用に関するルールの範囲内で、フルタイム、パートタイムなどの労働時間、賃金、待遇などに関して、事業主と労働者の間で決めることができるとされています。

Q・もし、私の会社で継続雇用制度を導入していなかった場合は、どうすればいいでしょうか。

A・適切な継続雇用制度の導入等がなされていない場合には、改正高年齢者雇用安定法違反となりますので、公共職業安定所(ハローワーク)を通じて実態を調査し、必要に応じて、助言、指導、勧告を行うものとされています。
 お近くの公共職業安定所や労働基準監督署、また弁護士等に相談するとよいでしょう。


 

● シルバー人材センター

 

Q・私の友人は、シルバー人材センターから仕事を引き受けているそうです。シルバー人材センターとはどのようなところですか。

A・シルバー人材センターは、定年退職者などの高年齢退職者に、臨時的かつ短期的な仕事や軽易な仕事を提供、紹介等を行う公益法人です。
 高年齢者雇用安定法に基づいて設置されたものです。

Q・具体的にはどのような仕事があるのですか。

A・教育指導や自動車の運転等の特殊技能、大工仕事や造園などの特殊技術、一般事務、駐車場などの施設管理、清掃・除草などの屋外作業、安全指導などの社会活動、福祉サービスなど、様々な分野に及ぶ仕事を、企業や一般家庭から請け負って行っています。

Q・シルバー人材センターはどこにありますか。

A・シルバー人材センターは原則として各地方自治体に置かれています。
 市区町村の役所に問い合わせてみてください。