
4 ハラスメント問題
第8.4 ハラスメント問題 (1)セクシャルハラスメント①
● 「セクハラ」とは
Q・最近、女友達がアルバイトを始めたのですが、職場の上司が、仕事中に、スリーサイズや生理日かどうかを聞いてきたり、何度も食事に誘ってきたりしたそうです。
これらは、「セクハラ」にあたりますか。
これらは、「セクハラ」にあたりますか。
A・はい、友人がそのようなことをされるのが嫌だ、ということであれば、セクハラにあたる可能性があります。
セクハラは、セクシャルハラスメントの略称で、「相手方の意に反する不快な性的言動」を意味する和製英語です。
友人が嫌だ、と思っていることを上司に伝えていないと、裁判などで争うことになった場合に、上司の言動を嫌だと思ってはいなかったとして、セクハラにあたらないとされてしまうおそれがあります。
上司に対して、明確に嫌だと伝えることが大切です。
セクハラは、セクシャルハラスメントの略称で、「相手方の意に反する不快な性的言動」を意味する和製英語です。
友人が嫌だ、と思っていることを上司に伝えていないと、裁判などで争うことになった場合に、上司の言動を嫌だと思ってはいなかったとして、セクハラにあたらないとされてしまうおそれがあります。
上司に対して、明確に嫌だと伝えることが大切です。
● 「セクハラ」に対する対応
Q・上司に対して直接嫌だと言うことは難しいと思います。どうしたら、職場の上司にセクハラをやめてもらえるでしょうか。
A・勤め先が会社である場合、会社には、セクハラについて相談窓口を設置していることがあります。相談窓口がある場合には、そこに相談してみるのがいいでしょう。
もし、相談窓口がない場合には、職場の上司の上長が信頼できる人であれば、その人に相談してみることも考えられます。
セクハラの有無については、事実確認がとても難しいですので、仮に裁判になった場合にも備えて、証拠をとっておくことが大事です。
もし、相談窓口がない場合には、職場の上司の上長が信頼できる人であれば、その人に相談してみることも考えられます。
セクハラの有無については、事実確認がとても難しいですので、仮に裁判になった場合にも備えて、証拠をとっておくことが大事です。
● 証拠の収集
Q・証拠といっても、友人の場合、口頭での上司の発言ですので、あまり証拠がないようにも思います。例えば、どういう証拠が考えられますか。
A・上司からの発言が行われる可能性のある仕事中に、上司の発言を録音しておくことが大事です。
また、その場に同僚がいて、その人が信頼できる人であれば、同僚に相談して、一緒に相談窓口や上司の上長に相談しに行くことができるといいでしょう。
また、その場に同僚がいて、その人が信頼できる人であれば、同僚に相談して、一緒に相談窓口や上司の上長に相談しに行くことができるといいでしょう。
Q・ですが、上司が毎日必ず、友人に性的な質問などをしているわけではないですから、録音がとれるか不安です。
そういう場合には、どうしたらいいでしょうか。
そういう場合には、どうしたらいいでしょうか。
A・その場合には、セクハラを受けた直後に、セクハラを受けた日時、場所、言動・行動、周囲にいた人、などをできるだけ詳細にメモや日記に残しておくことが大切です。
Q・最近は、メモや日記を携帯電話やパソコンで残しておく人もいると思いますが、それでも大丈夫でしょうか。
A・大丈夫です。
ただし、データで残す場合には、データが消えてしまったり、改ざんしたことが疑われる危険があります。
そこで、セクハラを受けた直後に入力したことがわかるように、印刷日が印刷される形式でプリントアウトしておいたり、自分が持っている他のメールアドレスに送信しておく、というような工夫をしておくといいでしょう。
ただし、データで残す場合には、データが消えてしまったり、改ざんしたことが疑われる危険があります。
そこで、セクハラを受けた直後に入力したことがわかるように、印刷日が印刷される形式でプリントアウトしておいたり、自分が持っている他のメールアドレスに送信しておく、というような工夫をしておくといいでしょう。