
2 事故に遭った被害者の対応
第2.2 事故に遭った被害者の対応
● 交通事故の被害は、必ず警察に通報を!
Q・自転車で交差点を横断中、左折してきたトラックと衝突し、道路に投げ出されてしまいました。
事故後、どのような点に注意する必要がありますか。
事故後、どのような点に注意する必要がありますか。
A・まず加害者に、警察に通報するように言って下さい。
加害者が通報しない場合は、被害者自ら通報して下さい。
加害者が通報しない場合は、被害者自ら通報して下さい。
Q・加害者は、今回通報すると免許停止となり、生活できなくなるので、通報せずに示談にして欲しいと言っています。
気の毒にも思いますが、どうしたらいいですか。
気の毒にも思いますが、どうしたらいいですか。
A・いかなる事情であれ、必ず警察に通報して下さい。
そうでないと、交通事故証明書の発行も受けられず、加害者との間で後日トラブルとなれば、損害賠償請求や保険金請求をする上で、重大な不利益を受けるおそれがあるからです。
そうでないと、交通事故証明書の発行も受けられず、加害者との間で後日トラブルとなれば、損害賠償請求や保険金請求をする上で、重大な不利益を受けるおそれがあるからです。
● 事故の状況を警察官に説明
Q・警察官が現場に到着しました。どのようにしたらよいですか。
A・交通事故が発生した時の状況、例えば、自分が横断を開始した場所や、信号機の色、衝突した地点、その時の、他の車両や横断者の状況など、できるだけ詳しく説明して下さい。
加害者の説明もよく聞き、事実と異なることを言ったりした場合には、その場で指摘することも大切です。
加害者の説明もよく聞き、事実と異なることを言ったりした場合には、その場で指摘することも大切です。
● 目撃者がいる場合には連絡先を聞いておく
Q・加害者の説明と、私の説明が食い違っている場合は、どうすればいいですか。
A・目撃者の証言が重要となる場合があります。連絡先を聞いておいて下さい。
● 軽いと思ってもすぐ病院へ
Q・転倒した際、少し頭を打ちましたが、大したことはなさそうです。
自分も急いでいるので、少し様子を見てから病院に行くか考えたいと思いますが。
自分も急いでいるので、少し様子を見てから病院に行くか考えたいと思いますが。
A・その場で症状が軽いと思っても、時間がたつにつれて、痛みが出てくる場合も多々あります。できるだけ早く、医師の診断を受けて下さい。
後になって症状が出て、医師の診断を受けたとしても、損害賠償が受けられないなどトラブルの原因となりますので、注意が必要です。
後になって症状が出て、医師の診断を受けたとしても、損害賠償が受けられないなどトラブルの原因となりますので、注意が必要です。
● 加害者の保険会社を確認
Q・加害者からは、住所・氏名・電話番号を聞いておけばよいですか。
A・加害車両の車検証の提示を求めて、車両の所有者・住所などを確認しておくことも大切です。
また、加害者が加入する任意保険の会社名、契約者名なども確認しておくと便利な場合があります。
また、加害者が加入する任意保険の会社名、契約者名なども確認しておくと便利な場合があります。
● 自分が加入する保険会社に連絡
Q・私は自動車保険に入っているのですが、今回の事故のことを、保険会社に連絡する必要がありますか。
A・あなたが人身傷害補償保険に入っている場合には、その保険金を受領できる場合がありますので、保険会社に連絡しておく必要があります。